本作戦について
本作戦について
このサイトを開設した背景
選挙の悩みをシビックテックで解消!
選挙で何が大変って、ポスター貼りは大変ですよね。告示日に貼り終えたい。しかも、なるべく早く貼りたい。おまけに横須賀市選挙区の605ヶ所は県内最多。「選挙に出よう!」という意気込みを、出鼻でくじく効果バツグンです。
そこで、横須賀市選管も一肌脱いでポスター掲示板の位置情報をOpenData化してくれたので、NPO法人I-CASとNPO法人ドットジェイピーの政治家インターンシップ学生が工夫して誰もが使えるようにUPしました。いわゆる「シビックテック」であり、2019年当時は日本初の試みでした。なお、統一地方選2019の地図には合計22,000ものアクセスがあり、多くの方に活用・参照されました。
選管によるオープンデータ化がカギ!
正確に言えば、このGoogleMapsに落とし込むアイディアは、都知事選2014で家入一真候補のチームが実施済みです。彼らは貼り終えた箇所をチェックすると色が変わって識別できるようにする機能まで実装していたので、より高機能でした。ただし、自陣営向けで、他陣営も広く使えるサービスではありませんでした。
その後、GoogleMapsに地図落とし機能が実装されて、特別な知識がなくても誰でも作れるようになりました。
それを衆院選2017で横須賀市議が緯度経度を手入力して実際に使って貼ってまわったところ、非常に有効だったそうです。なにしろ、紙の地図でチェックする必要がなく、スマホだけでサクサク回れるわけです。そんな経験をもとに横須賀市議が選管に緯度経度での管理とオープンデータ化を提案しました。すると、以前から業務効率化を考えていた選管が採用し、統一地方選2019年からオープンデータでの提供も開始されることとなりました。
高校生・大学生が提供・公開
この話を聞いたNPO法人ドットジェイピーとNPO法人I-CASの政治家インターンシップの学生が、GoogleMapsへの地図落としを学んで、わかりやすいホームページも作成してくれました。50陣営を超える候補者とおそらく数百人にのぼる支援者の方々のために、様々な工夫と配慮をして準備したものです。
選管の選挙DX/オープンデータ × 市民のシビックテック/オープンガバメント
全国へ広がる同様のサービス
その後、同様の取り組みは、那覇市議選2021や、沖縄県内の各種選挙2022を対象とした「沖縄選挙ポスター掲示板情報ポータル」など、全国に広がっています。
やっぱり選管によるオープンデータ化がカギ!
しかし、家入陣営の東京都、上記の沖縄県、松戸市、逗子市など各地では、次のいずれかの苦闘が続いてきました。
- (A)ド根性により数十~数千もの緯度経度を一件一件、取得する
- (B)正確な位置を表示できない、住所での地図落としに甘んじる
手作業はミスも起きます。公営掲示板は住所の付番されていない法面や公園等に設置されることも多いため、住所による地図落としでは正確性に難があります。結局のところ、貼る人に作業ロスと戸惑いをもたらします。そのため、やはり選挙管理委員会による元データのオープンデータ化が重要です。この点、近年かなりの勢いで広がっていることは評価できます。
このサービスを全国標準に!
我々のようなサービスが普及することで、立候補者の負担軽減につながり、立候補のハードルが下がるはずです。模倣されて日本全国の選挙がより盛り上がるものになるよう期待しています。
注意事項
逗子市版を除くポスター位置のデータソースは、横須賀市オープンデータライブラリ他の公開情報を二次利用しており、信頼性は高いと思います。ただし、GoogleMapsへの落とし込み作業の中で何かしらの障害が起きている可能性はありますが、当方は一切の責任を負いませんので、予めご了承下さい。
歴代制作者
2019年のマップ制作
特定非営利活動法人ドットジェイピー 議員インターンシップ大学生
- 竹松靖吾
- 舟守翼
2019年のホームページ立ち上げ
特定非営利活動法人I-CAS(アイカス) 議員インターンシップ高校生
- 田中さくら
- 牧田怜久
2022年の逗子市議選の85カ所もの緯度経度取得&マップ制作
特定非営利活動法人ドットジェイピー 議員インターンシップ大学生
- 石塚南奈
- 村岡沙耶
2023年のマップ制作
特定非営利活動法人I-CAS(アイカス) 議員インターンシップ高校生
- 家本康ゆに
- 植松葉月
- 大久保寿音
- 中本佳希
- 花井沙耶